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陳列・レジ業務に追われるドラッグストア薬剤師 [薬剤師 転職]

陳列・レジ業務に追われるドラッグストア薬剤師

ドラッグストアの薬剤師をみてみましょう。

調剤併設型のケースでは、多くの場合調剤に関与することとなりますが、一般用医薬品やサプリメントの販売にも関与します。

従来は「調剤しかしません」という薬剤師も存在しましたが、近年は採用に際して「一般用医薬品及び調剤のどちらも担当すること」を伝えるドラッグストアも増加しています。

首都圏における大手ドラッグストアにあっては、調剤、一般用医薬品、化粧品の部門をローテーションする配置にしているケースもあります。

一般用医薬品や化粧品もわかる薬剤師の方が、顧客・患者の相談に応じやすいということは言うまでもありません。

ですが、ドラッグストアにおける薬剤師一切がこのような顧客・患者の相談に応じているかというと、現実的には厳しいでしょう。

毎日の陳列や値付け、レジ等に忙殺されていることも珍しくありません。

顧客は薬剤師に相談しようにも、薬剤師を見付けるまでが一苦労といった状況もあります。

ですから、希望に燃えて入社したとしても、半年ほどで退職してしまうという場合も珍しくありません。

根本的な問題は薬剤師不足にありますが、登録販売者を有効利用し、薬剤師に関しては、薬剤師の高い専門性を活かしたカウンセリング業務に専念することができるような社内体制整備は必須と言えます。


調剤薬局は地域連携が鍵に

調剤薬局及びドラッグストアは、これまでのビジネススタイルに間しては全く異なる土俵において展開されてきました。

調剤薬局は外来患者を顧客対象として処方箋調剤に特化していたことに対してドラッグストアにおいては医薬品や化粧品、日用雑貨や食品をほとんど均一として取り扱い、物販を主軸として展開してきました。

ですが、ドラッグストアの第二次成長期を迎えた今日にあって、ドラッグストアは医療・健康問題のソリューション機能の確立へと大幅に方針を変えてきました。

その突破口として位置づけられているのが処方箋調剤です。

一切のドラッグストアが調剤を指向しているわけではありませんが、大勢は調剤重視の方向です。

では、これを迎撃する調剤薬局はどうでしょうか?

これまでのような門前薬局メインで訪れる患者の処方箋を待つという受け身のスタイルはいつまで続くのでしょうか?

結論から言いますと、今の調剤業務を発展させて地域に打って出るしか展望は開けません。

これは、国民皆保険制度に依存せざるをえない調剤薬局が自然にたどる方向でもあります。
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